ローコスト住宅とは

こんにちは。

滋賀県で家づくりのための情報収集中、楓(かえで)です。このブログには、情報収集した事や考えた事、家づくりの過程などを書いています。

今日は、「ローコスト住宅」について書きたいと思います。

Suumoなどの住宅情報サイトを見ていると、ローコスト住宅というキーワードをよく目にします。本体価格1000万円台~という低価格に思わずクリック・・・(私が住宅ローンを気にしているからでしょう・・・汗)最近世間で使われているローコスト住宅とは、注文住宅ではあるものの商品(住宅)が規格化されており、指定された選択肢の中から建材や住宅設備を選ぶというシステムにより低価格を実現した住宅、を指すことが多いようです。シンプルな外観や間取りが特徴です。ネットでは、ローコスト住宅と建売どちらを選ぶか、というような話題の記事も多く見かけます。

ローコスト住宅の安さの理由に納得ができ、そこは許容範囲内だという方にはローコスト住宅もいい選択なのかもしれません。ただ、ちょっと気になるのが、ローコスト=手抜き工事、ではないのか?ということです。私は建築業界の人間ではないので、内情はわからないですが、そのほかの業界でもよくある話として、世間一般の価格よりも低価格のものは現場にしわ寄せがくる、というイメージはあります。私自身メーカー勤務でもあるので、ものづくりの現場で働く方々のことを思うと・・・自宅の新築工事は責任をもっていい仕事をしてくださる方に適正な価格で依頼をしたいと思ってしまいます。労働の適正化についてはSDGsの目標にも挙げられていますね。

また、ローコスト住宅についてインターネットで調べる中で気になったのは、安価だから建て替えを気軽にできる、というような考え方が散見されることです。私は、スクラップアンドビルドなどという時代は過ぎ去った過去のことであり、よい建物を作って長く使い続ける(長期優良住宅)ということが当たり前の世の中になっていくと考えています。ですので、気軽に建て替えできる、という考え方には少々違和感がありますね。長い人生の中で住む人の家族構成やライフステージは変化していきますが、耐久性のあるしっかりした建物をつくっておいて、間取りや使い方の工夫で変化に対応していけるのが理想です。

ただ、ローコスト住宅とはいえ、しっかりとした断熱性能や耐震性能、耐久性を謳っている住宅会社が多いので、実際にモデルハウスや完成見学会を訪れ、一度は自分の目で見て話を聞いてみたいと思います。実際、建築予算には限りがありますので安くいいものができるに越したことはありません。正しく見極め、判断するためには、私たち消費者が賢くなければ・・・引き続き勉強していきます。