建売って

こんにちは。
滋賀県で家づくりのための情報収集中、楓(かえで)です。このブログには、情報収集した事や考えた事、家づくりの過程などを書いてます。

今日は、「建売住宅」について書いていきます。 新築建売住宅のチラシは、賃貸マンションに住んでいると毎週のように入ってくるのですが、割と安くておしゃれでいい感じに見えます。理想は木の香りのする注文住宅ですが、建売にもメリットはあると感じます。例えば、既に完成している場合は実物を見て購入の判断ができますし、すぐに住み始められるというのは魅力です。また、価格の中に土地代も入ったパッケージ商品なので、結果的に全体の予算がオーバーしてしまうということは起こりません。土地の探し方もわからない私たちにとっては時間・手間がかからないという点も考え方によってはメリットかもしれません。間取りを見ていても、わが家のような典型的30代ファミリー(夫婦+こども二人)には使いやすそうな間取りが多く、デザインや立地が気に入ればアリなんじゃないかとも思えます。

しかし、すでに建物ができていることには、デメリットもありますよね。私が一番気になるのは、建物の性能です。注文住宅のように建築前に建築業者さんに建物性能を要望することができませんからね。粗悪な建材が使われているのではないだろうか?手抜き工事をされてないだろうか?というのも少々心配だったりします。そこで自分なりに調べたのですが、建物の性能をチェックするという意味で、ポイントは3つあることがわかりました。

それは、耐震性能と断熱性能、それと耐久性です。

まず耐震性能。

耐震性能は、地震に対する建物の強さを表し、耐震等級という建築基準法で定められた等級が目安になります。耐震等級は1から3までの3段階があり、3がもっとも地震に強い建物ということになります。ですので、耐震等級3と明示されていれば、相応の構造を持った安心できる建物と言えます。

次に断熱性能。
断熱性能は、省エネに関わる要素ですが、住む人の健康や快適性にも大きくかかわります。断熱性能はさまざまな数値で表示されており、私のような素人にはわかりにくい印象です。調べる中で、ひとつキーワードとして「気密測定」というものを知りました。建物の隙間の大きさを実際に機器を使って測定するものなのですが、たまに見かける「気密測定がされた住宅」は建物の隙間が少ないことが証明されているようなものなので安心ですね。ZEHゼロエネルギー住宅というものにも興味があり今後調べていきたいと思います。

最後に耐久性能。
家を構える時に忘れがちなのが、維持管理費です。 長期優良住宅という基準がありますが、長くなりそうなので詳しくは今後記事にしていきます。一番お金が掛かるのが外壁と屋根の修繕だと聞きますので、デザインだけでなく耐久性の面も確認したほうがよさそうです。そして、これは建売に限りませんが、将来の維持管理費を計画的に用意しておくということが大事ですね。