耐震等級3相当って

こんにちは。

滋賀県で家づくりのための情報収集中、楓(かえで)です。このブログには、情報収集した事や考えた事、家づくりの過程などを書いています。

今日は、「耐震等級3相当」について書きたいと思います。

以前、地震に強い家、の記事で耐震等級について書きました。そこでも軽く触れた「耐震等級3相当」について、さらに少し調べましたので今日はそれを記事にしますね。

まず、「耐震等級」というのは、定められた方法で耐震性の計算をしたうえで、公的な機関に申請をして審査に合格することで証明されます。(耐震等級が証明されることで地震保険の保険料が安くなったり、長期優良住宅の認定により税制優遇が受けられたりします。)しかし、その審査には費用が掛かるため、なるべく家の価格を抑えたい販売者は、義務ではない耐震等級の審査を省きたいと考えます。そこで、正式な審査は受けていないが、耐震等級3の家と同じレベルの設計・工事をしているので、販売者は耐震等級3相当の性能と考えている、という「耐震等級3相当の家」が販売されます。・・・私が調べたところ、「耐震等級3相当」の家が出てきたのはこのような経緯のようです。

そこを承知の上で、耐震等級3相当の家を購入する場合はまだしも、なんとなく大丈夫そう、と深く考えずに購入する方がいたら注意が必要ですよね。ローコスト住宅や建売でも追加料金を払えば、証明書を出してくれる場合があるようなので、聞いてみることをおすすめします。私は注文住宅での新築を考えていますが、耐震等級3は必ず満たしたいと考えています。家を購入される方や新築される方の中には、耐震性能よりも新築の間取りが気になるという方がいらっしゃるかもしれませんが、私自身、東日本大震災を経験し、九州の親戚が熊本地震を経験していることから、耐震性能は最も優先するべきだと思っています。

5年ほど前の熊本地震は、3日間の間に震度6以上の強い揺れが7回も起こり、その後も余震が続くという本当に大変な災害でした。また、観測史上初めて震度7が2回発生した地震でした。倒壊してしまう家が多かった中、2回の震度7にも耐えた家の多くは耐震等級3だったそうです。そのような話を聞くと、地震の多い日本では、街全体に耐震性能の高い建物を増やして、災害に強い街にしていく必要があるのだろうと感じます。まずは、自分の家からという意識を持って家づくりをする人が増えることを願います。

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